先入観を持たず取り組む大切さ

こんにちは。スタッフの山下です。
突然ですがヘビはお好きですか?
私は全然好きではなかったのですが・・・

昨年のある暑い夏の日に、小学校のグラウンドで干乾びそうになっていたアオダイショウの赤ちゃんを、子どもたちがわが家に連れてきました。
仕事を終えて帰宅して、まさか家にヘビがいるとは思いもよらなかった私は、ヘビとのご対面にかなり狼狽したのですが、「飼いたい飼いたい絶対に自分がお世話をする!」という爬虫類大好き娘の情熱に押し切られ、とうとうヘビをわが家で飼うことになりました。
そうは言っても、野生の動物、しかも蛇なんて本当に飼うことができるのか、それに、野生の蛇にとってもペットとして飼われることは生き方としてどうなのかと葛藤もしました。

しかし娘が一生懸命YouTubeで飼い方を調べ、健康であるのかどうかペットショップの方に相談したり、書字やスケジュール管理が苦手なのにカレンダーに「えさ」と予定を書き、忘れないよう取り組んでいる姿をみると、次第に私の考えも変わりました。
仲間たちと離れ離れになってしまったことは寂しいかもしれないけれど、干乾びて死んでしまったかもしれないところをこうして娘に保護(?)され、愛情を注がれる人生(蛇生)も決して悪くないのかもしれないなと、ヘビの本当の気持ちはわかりませんが、この状況を受け入れてみることにしました。
あれから1年4か月が経ちましたが、アオちゃん(ヘビ)は想像以上に日々とても可愛い姿を見せてくれています。
娘も餌やりはもちろん、排泄物の処理もしっかりとやれるようになりました。
何事も先入観を持たず、まずは一生懸命取り組んでみるということは大切だと私も改めて学ぶことが出来ました。

北海道生まれのアオダイショウは寒さには強いらしく、昨年は冬眠もせずに元気に冬を乗り越えてくれました。
朝晩の冷え込みはきつくなり、夜も長くなってまいりましたが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日も多くなりまね。
ヒトも寒さに負けないよう、日々の忙しさの合間に少しでも秋の味覚や趣味の時間を楽しみ、心身を整えてまいりましょう。

(山下)